勇気出すと人生が変わる。パワハラ上司に『怒鳴るのをやめてほしい』と伝えられて、それ以降怒鳴られることがなくなった時の体験

2013年から2020年にかけて、直属の上司にパワハラを受けてました。
私はその上司の言動を不快に感じ、傷つき、怒り、悲しみ、憎しみ、を感じてました。
上司は異動して今はいないし、直接お会いすることがほとんどなくなりました。
それでも時々当時の嫌なことを思い出し、イライラして怒りの感情に包まれることもあります。
なぜあの時の自分は我慢していたのか、後悔して、過去の自分を責めて、許せないのかもしれません。
自分なりに精一杯頑張っていたのに、私が失敗をした時に後輩やみんながいる前で大声で怒鳴ったり、人事考課の時にずっと変わらず低評価だったり、といった面がずっと許せず心に残っています。

怒鳴られたことがあった時はずっと怒り、イライラして私は誰かにこの不満を話して聞いてもらい安心したかったです。
誰にも話せず不満を抱えていた私は失敗をした後輩に対して怒鳴っていました。
そうする事で私は自身のストレスを発散していました。もちろん、それは大きな間違いでした。
それをすると私が「加藤さん、嫌だね。」という印象を与えてしまい、後輩から煙たがられる人になることをイメージできていませんでした。

怒鳴られるので私はその上司に対して恐怖を抱いてました。
仕事で失敗をしないよう、その人となるべく関わらないよう、に意識して仕事に取り組んでいました。
この人は何を言っても、何をやっても、私を認めてくれないだろうと諦めてもいました。
部署の人達が好きで、仕事も好きでした。「この人、早く異動しないかな」と心で望んでいました。

私自身にも怒鳴られる原因はありました。
仕事においては「〜だろう」と自分に都合良く考える事で、失敗するが多かったです。
「〜かもしれない」といろいろな面で注意、配慮するような考えに変わると、失敗は減りました。

怒鳴られて辛い時、眠る前や朝早く目が覚めた時など、モヤモヤイライラしながらナリ心理学で似たようなブログ記事がないか検索して、該当記事を読んで安心したり、心を落ち着かせたり、してました。
妻に上司が怒鳴ってくるのが嫌い、辛いと相談した時もありました。
一番良くないのはただひたすら我慢していた時です。
一番良いのはその上司に直接「怒鳴られるのは嫌です。怒鳴るのをやめてください。」と言うことでした。
妻や他の上司に怒鳴られるが辛いと話して、その時は一時的に落ち着くことはありました。
でもその上司がいなくならない限り、怒鳴られるということを無くせないので、根本的な解決はずっとできないままでした。

怒鳴られることで上司を怖いと思っていたので、上司へ直接「怒鳴られるのは嫌です。怒鳴るのをやめてください。」と伝えるのが一番怖かったです。

プライドとしても嫌でした。36歳にもなっておじさんが上司に対して「怒鳴られるのは嫌です。怒鳴るのをやめてください。」と伝えるのは、まるで小学生から先生に伝えるように幼いなという感じもあり嫌でした。

私自身が独りで抱え込んでいて、夜になかなか寝付けない時があったり、朝早く目が覚めてしまいその嫌なことを思い出してしまって朝から疲れてしまったり、といった時もありました。
寝ている時の歯ぎしりがひどくなって、歯科に診察してもらいマウスピースを作って装着しながら寝ることにもなりました。

でも、「イヤです、やめてください」と伝えないと、相手(上司)は私が嫌がっているのを認識できず、ずっと怒鳴るのを続けてしまうことも予想できました。

それを伝えるまでに、ずっと悩んでいました。
さらに怒鳴られるようになったら嫌だな。
さらに馬鹿にされるようになったら嫌だな。
人事考課の評価をさらに下げられたら嫌だな。
上司から課長へさらに変に伝えられてしまい、私が異動になったら嫌だな。

自分のプライドを守ること、自分の評価に悪影響が出ること、私が職場にいづらくなること、色々な良くないことについてイメージを膨らまして、ずっと悩んでました。

そして、ずっと悩んでいた後にようやく上司に「怒鳴るのをやめてもらえませんか。嫌なんです。」と伝えました。
伝えたその時点での上司は「なんで怒鳴るのか考えてごらん。」云々みたいなことを私へ返答してきましたが、その伝えた日以降は、上司が私へ怒鳴るのをやめるように変わりました。

怒鳴られるなく変わった事で、心穏やかに仕事を取り組めるようになりました。

私はその上司が嫌いです。たぶん上司には、私が他者へはっきりと伝えることが苦手で自信の無いタイプというのを見透かされていたと思います。
自分の痛いところ、弱いところを突かれて、そこを守ろうとして許せなかったんだと思います。

上司が異動になって、心穏やかに仕事に取り組める状況が増えて、冷静に考えられる機会も増えて、今はとても幸せです。

では、また。

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